たんぽぽといえば、誰もが知っている野花の一つですね。
黄色い花をかんむりに編んだり、白い綿毛をフ~と吹いて飛ばしたりして遊んだ人も多いでしょう。
今回はそんな身近な花のたんぽぽと、春になると河原にいつの間にか、ニョキニョキと頭を出す、春の山菜のつくしの布花の作り方です。
たんぽぽの花言葉
タンポポの花言葉は「愛の神託」、「神託」、「真心の愛」、「別離」です。
身近な花ですが、花言葉は格式が高い言葉ですね。
「神託」とは神の意を伺う事なのですが、ヨーロッパでタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来するようです。
つくしの花言葉
つくしの花言葉は、「努力」、「向上心」、「意外」、「驚き」です。
つくしは春になると土の中からまっすぐに伸びていきます。
伸びるのが早く、ぐんぐんと土の中から出てくる様子から「努力」、「向上心」という花言葉がつけられたようです。
たんぽぽとつくしの布花の作り方
日本の野草の代表のようなたんぽぽとつくしですが、アートフラワーのカリキュラムにも、もちろんあります。では型紙から用意します。
型紙といっても長方形ばかりですね。

直線ばかりだったら、布に直接線を引いてカットしても大丈夫です。
でも布地は真っ直ぐではない部分もありますので、
カットして幅が足りなかったという事が無いように注意しましょう。
たんぽぽの作り方
たんぽぽの染め方
たんぽぽの花弁は横長に置き、レッドバイオレットを下の部分からぼかし、イエローを基部から花の上の部分に向かって染めます。
つぼみや小花弁は濃いめに、中、大花弁と徐々に薄く染めます。
葉、がく、茎布はグリーンで濃淡を出し染めます。
作り方
花弁の先に細く切り込みを入れ花弁のへりをギザギザにカットし、一筋ゴテを裏表から互い違いにコテをあてます。
ワイヤーを二つ折りにして、小花弁の端の切り込みに挟み、下の部分にボンドを付けながら巻いていきます。
小花弁の次に中花弁、大花弁の順に巻いていきます。
巻くときは基部にギャザーを寄せるように巻いていきます。
ビニールチューブに茎布を縦巻きにし、花を差し込みボンドで留めます。
ガクは二筋ゴテをあて、花の下に接着します。
たんぽぽの葉はワイヤーを貼り、裏貼りした後、筋ゴテで葉脈をつけます。
よく間違えやすいのですがたんぽぽの葉は大きい方が上になります。
つくしの作り方
つくしの染め方
頭花の部分と茎はイエローで染めた後、グリーンとマロンを重ねます。
頭花の先の部分は濃いめに、下の部分は淡く濃淡をつけます。
はかまは茎布よりも濃いめに染めます。
作り方
頭花用の布に2~3㎜幅の切り込みをいれます。
はかま布は細く切り込みを入れ、軽く一筋ゴテをあてておきます。
ワイヤーを二つ折りにし綿を巻き、直径0.7㎝長さ1.5㎝くらいの大きさの綿芯を作ります。
ワイヤーの先に頭花布の端を挟み綿芯の周りに少しずつ下にずらしながら巻いていきます。
ビニールチューブに茎布を縦巻きにし、頭花を差し込みボンドでとめます。
はかま布を頭花から数センチ下に一巻きします。
茎布を長さ1.5㎝、幅0.7㎝にカットし、3㎜幅の切り込みをいれ頭花と茎の継ぎ目に一巻きします。
たんぽぽとつくしの布花の出来上がりです。

コサージュにしました。
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