クリスマスローズ 布花の作り方

アートフラワー

足早に秋が過ぎ、寒い季節がもう近くまでやってきそうな今日この頃、作りたくなるのがクリスマスローズです。
冬の貴婦人と呼ばれ、寒い季節に花壇を彩るクリスマスローズ。
クリスマスの時期にバラのように美しい花を咲かせることに名前の由来があります。

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クリスマスローズの花言葉

クリスマスローズの花言葉は、「私を忘れないで」、「私の不安を和らげて」、「慰め」です。
「私を忘れないで」という花言葉は、中世ヨーロッパの騎士たちが戦場に向かうときに、自分を忘れないでほしいという思いを込めて恋人に贈ったことからつけられたといわれています。
また「私の不安を和らげて」、「慰め」はクリスマスローズの原種が清らかな香りで、そのピュアな香りが人の心を癒す効果があったと考えられていた事にちなみます。

クリスマスローズの作り方

型紙からカットします。
花弁の生地はポプリンと薄絹を使いました。
貼り合わせる薄絹は型紙より一回り大きくカットしました。
葉は新サテンの固のり、普通の新サテンより張りがある生地です。
葉の裏貼り用の布はベンシルクを使いました。
茎布は木綿の縦地テープを使います。
花芯用の布は寒冷紗と木綿です。
寒冷紗は目の粗い生地で花芯などを作る時、横糸を抜いて使います。
ペップは極小糸芯ペップです。

染め方

ポプリンは中心から薄めの若草色を刷き、まわりからピンクで染め花弁の中ほどでぼかします。
大きめの花はレッドバイオレットに赤を重ねて、濃く深い色にしてみました。
薄絹は花弁全体に若草で染めます。
薄絹が乾いたら、赤紫で線と斑点を書き入れます。
つぼみは全体に若草で染め、基部をオリーブグリーンで染め、各弁の先は薄くピンクで染めます。
花芯布の寒冷紗と木綿は若草で染め、ペップは黄色で染めます。
葉は基部からオリーブグリーンで染め、葉先に花色を刷きます。
茎は全体を若草で染め、葉より濃くならない程度にオリーブグリーンを重ねます。

コテあての仕方

薄絹の花弁に各弁の反対側に渡すようにワイヤーを貼ります。
クリスマスローズは五弁花なので一本は中心から貼ります。
ワイヤーは花弁の中心を空けるようにワイヤーを貼り、ポプリンの花弁を重ね貼ります。
薄絹のはみ出した部分はカットします。
コテを当てる前に花弁の中心に目打ちで穴をあけておきます。

貼り合わせた薄絹の方から、各弁の中ほどに五分丸ゴテをあてコテを動かしながら全体に丸みを出し裏に返して花弁のへりに弁ゴテをあて表情をだします。

つぼみは中心を目打ちで穴をあけ、五分ゴテでふくらみをつけ、弁ゴテで花弁のへりをすぼむようにコテをあてます。

葉はワイヤーを貼り裏貼りした後、筋ゴテで裏表から葉脈を入れます。

花芯の作り方

木綿の花芯は斜めにカットし端と端の高さを5ミリほど違えておく。
さらに上部に切り込みを入れておきます。

寒冷紗は横糸を抜き1㎝程縦糸のみを残しておきます。
ワイヤーを折り寒冷紗の端にかけ固く巻き、その周りに木綿の花芯布の幅の広い方から巻き始め、だんだんと下がるように巻き重ねます。

巻き終わりの時にペップを挟み基部を揃えて貼り付けます。

花のまとめ方

花弁の内側の中心部分にボンドをつけ花芯を通し、五弁の花びらで囲むように基部を寄せ接着します。
ワイヤーを添え、茎布を巻き途中で葉を巻き込みながら巻き下ろします。

つぼみはワイヤーを二つに折り、綿をかけつぼみの形に整え綿芯を作ります。
綿芯をつぼみ布に通し、下の部分にふくらみをもたせた大小のつぼみを作ります。

仕上げ

つぼみ大小は高低差をつけ、途中で葉を添え一本にまとめます。花大小はそれぞれ葉を添えながら一本に仕上げます。

白いクリスマスローズも素敵です。

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