勿忘草 布花の作り方「forget-me-not」

アートフラワー

勿忘草(ワスレナグサ)“forget-me-not”

ブルーのかわいらしい小さな花をたくさん咲かせる花ですが、なんとなく寂しい雰囲気の漂う名前ですね。

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勿忘草の花言葉

花言葉も切ない言葉が含まれています。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は「私を忘れないで」、「真実の愛」、「思い出」です。
その切ない花言葉は、中世ドイツのドナウ川で起こった悲しい恋物語に由来しています。

昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、„Vergiss-mein-nicht!“(僕を忘れないで)という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。

出典:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

出典:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

ベルタは勿忘草に亡き恋人の思い出に生涯この花を身につけていたそうです。

同じブルーの花でもブルースターとはずいぶん印象が違いますね。
幸せの花、ブルースターについてはこちら

勿忘草の作り方

では、早速作っていきます。
勿忘草はカリキュラムの中でも作りやすい初級の花です。
花弁はカットされている既成のセットがありますのでカットするのは葉っぱだけです。
今回は野草っぽくしたかったので生地は木綿を使いました。

茎布は薄絹の縦布です。
つぼみ用につぼみ用ペップと素玉ペップの大、花芯用に中ペップを用意します。

花弁にペップを通すように目打ちで穴をあけますが、
本には“コテあてした後に目打ちで穴をあける”とありますが、小さい花弁は穴あけしたら形が変わってしまう場合があるので、コテあての前に穴をあけておきます。

コテ先は勿忘草ゴテ

コテ先は勿忘草ゴテ、カスミソウなどの小さな花に使うコテです。

なければ細弁ゴテでも代用できます。
花弁の位置を合わせて勿忘草ゴテをあてていきます。

花芯用のペップを通し接着します。

花とつぼみのまとめ方

つぼみ用のペップを数粒、高低差をつけて茎布で巻き、

ワイヤーを添えながら花を数輪まとめ、

葉っぱを交互につけていきます。

仕上げ

自然な感じを出すために葉を中表に折り指でウェーブをつけ、

茎は節の部分で少し左右にずらして野草っぽく仕上げました。

小さい花ですが、アレンジの時に主張しすぎず、

メインの花を引き立てる花として重宝しますよ。

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