秋になると、どことなく漂ってくる甘い香り。
ふと見上げると大きな木にオレンジ色の小さな花がびっしりと咲いていました。キンモクセイです。
ああ、もうそんな時期になったのだと、季節の移ろいを感じさせる香りです。

花が終わりに近づいた頃、キンモクセイの木の下を歩くと花が散って、まるでオレンジ色の絨毯のようでした。

布花 キンモクセイのコサージュの作り方
散った花を一つ拾い、そこから型紙を作り金木犀のコサージュを作りました。
布地は厚みのあるビロードを使い、実物よりは一回り大きめにカットしました。
葉は花を邪魔しないように小さめにしました。
染め方
色はオレンジに少しレッドバイオレットを混ぜ濃いオレンジ色にしたり、少しイエローを混ぜ鮮やかなオレンジ色にしたり、濃淡をつけ花色に変化をつけました。
ペップはオレンジにイエローを混ぜ黄色が強いオレンジに染めました。
葉は木綿を使いグリーンに染め所々にマロンでアクセントをつけます。

コテあての仕方
コテあてをする前に花弁の中心に目打ちで穴をあけておきます。コテあてをした後に空けても構いませんが、小さい花は目打ちで開けたとき花の形が変わってしまう場合があるのでご注意ください。
コテは細弁ゴテを使い、花弁の各弁にあてさらに弁先を花弁の中心にあて、丸みをつけます。


葉は一筋ゴテで葉脈をつけ裏から葉のヘリにコテを当て、ふっくらとさせます。

花のまとめ方
花の中心にペップを通しペップの根元に少量のボンドをつけ花にしっかりと接着させます。
ボンドをつけた後に花に通しても構いませんが先に通してボンドをつけた方が時短になるような気がします。


花を2~3輪をワイヤーで補強しながら紙テープで数センチ巻き留め、花の塊をいくつか作ります。


先ほど作った塊をさらに 2~3個まとめ木綿の茎布で数センチ巻きおろします
一番上になる塊の茎布は切らずに、花の下に小の葉を相対に配置し、巻き下ろします。


少し巻き下ろしたら、もう一つの花の塊とその下に大の葉を添えて巻き下ろし、さらにもう一つの花の塊とその下にもう1枚の大の葉を巻き込み数センチ巻き下ろします。


巻き下ろしたら、茎布はワイヤーより数ミリ長くカットし、折り込みます。
これで、金木犀の小枝が出来ました。


裏にコサージュピンを茎布で留めコサージュに仕上げます。
手のひらにのる、小さなコサージュができました。


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