朱色の提灯が釣り下がったような可愛らしい形のほおずき。
7月に入ると、お花屋さんや通り道などで、朱色に色づいているほおずきを目にする機会も多くなると思います。

ほおずきはその独特な提灯の形をしていることから、お盆の時期に先祖の霊を案内する灯りとして、お盆飾りに欠かせない植物の一つとなっています。
夏の風物詩としても有名な、東京浅草の浅草寺の伝統行事「ほおずき市」にも、お盆の飾りとして買い求めに来る人も多いと思いますが、昨年に続き今年も感染症対策の影響により、中止となってしまいました。
ほおずきの花言葉
ほおずきは実が特徴ですが、白く小さい花を咲かせます。
そんなほおずきの花言葉は「偽り」、「ごまかし」。
実の大きさに対して、中は空洞で、種も小さいことに由来します。
ほおずきの作り方
今回はちょっとしたスペースにも飾れる小さめのほおずきを作ります。
実と花の布地は木綿を使い、葉は綿サテンを使いました。
色は渋めのオレンジに染めました。

※実用の布地はグリーンを追加しました。
コテあての仕方
花は裏から花弁の先に弁ごてをあて、表から中心にコテ先を軽く当てくぼみをつけます。
ほおずきの実の皮は裏から弁ゴテでふくらみを付け、表より各弁の中止に筋コテをスッとひきます。
実は丸めやすいように弁ゴテをあてておきます。
葉は裏貼りをして、筋ゴテで葉脈をつけます。
作り方
花は小ペップ3粒をワイヤーに紙テープで巻き、花の中心に穴をあけワイヤーを通し、接着します。
ほおずきの実はほとんど見えませんが、あった方が可愛いし、ほおずきが潰れないためにも作ります。
ワイヤーに綿を巻き付け、実用の布地で包み丸く整えます。
実の皮は各弁のへりの基部から2/3くらいまで細く接着剤を付け、隣の弁のへりと合わせて貼り付けます。
皮の中心部分に穴をあけ実を通し接着したら、開いている部分にも接着剤をつけ閉じます。
グリーンの実は完全に閉じ、オレンジの実は口を狭くしほんのわずかのぞく程度に貼り合せます。
実と葉に花柄を1㎝から2㎝巻き付けます。
まとめ
小の葉を2枚向き合わせ茎布で巻き、すぐ下に花を2輪巻き込み数㎝巻き下ろします。中の葉の下に実を添え巻き下ろし、バランスよく大の葉、実を巻き下ろして仕上げます。
布花のほおずきの出来上がりです。
コメント
こんにちは~。
ほうずきのぷっくり感が本物そっくりですね!!
小さなお花が咲いてるのがとても可愛いです。
orionさんの作品は優しい色合いで癒されます。
りんご様
今回もご訪問とコメントありがとうございます。
実は、ほおずきの花は布花を作るときに初めて知りました(^^♪
今回、ほおずきのぷっくり感を出すのに型紙を作り替えたので、
それが表現され良かったです。