スッと伸びた枝に青や紫の鮮やかな花を咲かせるラークスパー。
実は名前を聞くまでデルフィニウムと同じ花だと思っていました。
確かによく似ているので以前は同じ種とされていたようですが、現在は別の種として分類されているようです。
ラークスパーは別名をヒエンソウ(飛燕草)といい、花の後ろに上に伸びる距が鳥の脚爪に似ているので、lark(ひばり)のspur(蹴爪)と名付けられました。

ラークスパーの花言葉
ラークスパーの花言葉は「陽気」、「活発」、「軽快」、「自由気ままな暮らし」です。花言葉からも、空高く自由に飛んでいるヒバリをイメージしますね。
ラークスパーの作り方
ラークスパーは既成の抜弁があるので今回はこちらを使用しました。
布地は新サテンとウスギヌです。
がくは木綿です。
茎布は紙テープと新サテン縦地テープです。
ペップはユリペップを使用します。

染め方
花とつぼみは中心に若草色を刷き、花びらのへりから青と紫で染めます。
濃淡を出し変化をつけます。
丸いつぼみは若草で染めた後、青や紫で染めます。
がくは若草で染め上部に花色を重ねます。
茎は白い紙テープを若草で染め
新サテンテープも若草で染めます。
花芯のユリペップは黄色で染めます。

コテあての仕方
花は新サテン、ウスギヌ各1枚ずつ2枚一組で1つの花を作ります。
小さなつぼみは新サテン小花弁1枚、大きなつぼみは小花弁の新サテン、ウスギヌ各1枚ずつで作ります。
花は新サテンと薄絹を重ね、裏から弁ゴテをㇵの字にあてたり
表からあて返しをして変化をつけます。小の花はやや窄んだ感じになるようにㇵの字のコテあてを多くし、表の中央を弁ゴテで押し窪ませます。
中の花、大の花とあて返しを多くして、だんだんと開いた花にします。
つぼみは小花弁と同じようにコテあてをし、丸いつぼみは全体に弁ごてをあてます。
がくは弁ゴテで基部を窄むようにコテをあてます。
花の作り方
丸いつぼみはつぼみ布で包みます。
紙テープで花柄を巻き根元で曲げ、がくをつまみ合わせて貼ります。
小さなつぼみはワイヤーに巻き付けた綿芯に通し花びらで綿芯を包みます。大きなつぼみも同じように綿芯を作り、ウスギヌの花弁で完全に包み、新サテンの花弁を通し、開き加減に囲みます。
花弁はウスギヌを上にして新サテンの花弁と重ね少量のボンド接着しておきます。
花芯は、ユリペップの軸を1㎝に切り3粒、ワイヤーを添え紙テープで留めます。
二重花弁を花芯に通し、花の基部をつまみ花の形を整えます。
大、小のつぼみ、花は花柄を紙テープで巻いた後、根本を少し曲げ、がくをつまみ合わせて、貼ります。
花の組み方
丸いつぼみを3輪、高低差をつけ適宜ワイヤーを添えながら茎布で巻き、つぼみと花は小から順に茎へ相互に巻き込んでいきます。花が組み終わったら茎布を巻いたチューブに差し込みます。
ちょっと寂しかったのでオリジナルでチューブとの境目に新サテンテープに細く切り込みを入れた葉をつけました。
コメント