すずらんは春に咲く白い鈴の様な花で、一本の茎に可憐な小さいをたくさん咲かせる、可愛らしい花です。
小さい頃はすずらんの花の中に妖精が隠れているような気がしてそーっと覗き込んだりしていました。
英名は、Lily of the valley 「谷間に咲くユリ」
険しい谷間に可憐にひっそりと咲く、すずらんの花を思い浮かべます。
また、和名は「君影草」。
小さな花が葉の影に隠れてたたずむ姿が奥ゆかしい日本女性の姿と重なったのでしょうか。

すずらんの花言葉
そんなすずらんの花言葉は「再び幸せが訪れる」、「無意識の美しさ」、「純粋」です。可愛らしく控えめな花のイメージ通りの花言葉ですね。
すずらんの布花の作り方
では、早速すずらんを作っていきます。
花弁は既成のカットされた花弁があるのでそれを利用し、葉をカットし茎布とペップを用意します。
小さい花は既成の花弁は助かります。
今回はコサージュも作りたいので、少し厚めの布地で花びらをカットしました。
花芯用のペップとつぼみ用につぼみペップを用意します。
染め方
すずらんは艶っぽい白い花です。
花を染めずにそのまま使う場合もありますが、所々にグリーンやレモンイエローで染めフレッシュ感をだします。
また、布花なのでお好きな色に染めてもいいですね。前回はピンクベージュに染めました。
コテあての仕方
コテを当てる前に花の中心に目打ちで穴をあけておきます。
すずらんゴテという直径7~8㎜の球体のコテを花弁にクルクル当てていくとコロンとした、可愛らしい鈴のような花になります。
コテが熱くなりすぎないように、時々電源をOffにして、温度を調整しながら当てていきます。
葉は中心にワイヤーを貼り、裏布で裏貼りをした後、筋ゴテで葉脈を表と裏から入れていきます。
花の作り方
花芯用のペップは半分にカットし、花の中心に通し接着材で留めます。
すずらんはコテを当て、形を作っても時間が経つとどうしても開いてきてしまいます。
開いてしまうとせっかくすずらんを作ったのに何の花かわからなくなってしまいます。
そうならないように手間ではありますが、丸くした花弁の重なった部分に接着材をごく少量つけ形を整え、花が開かないようにします。
花のまとめ
花柄はペップの軸の部分(白色)がそのままなので、気になる方はグリーンの紙テープで巻いておきます。
ワイヤーを添えながら、つぼみペップを数粒、茎布で巻き下ろします。
花は花柄を1㎝出し、適度に間隔をあけながら、一枝に5~7輪ほどまとめます。
花柄にやわらかくカーブをつけ頭を下げた感じをだします。
数枝作ったら、葉と一緒に組み仕上げます。
以前に作ったピンク色のスズランのコサージュです。
コメント
こんにちは。ペップについてお聞きしたいのですが、鈴蘭には何ペップを使用していますか?鈴蘭ペップは大きいのしか見つかりません。スダマペップは茎が太い気がするのです。
ヒロセ様
こんにちは。コメントありがとうございます。
私は、鈴蘭ペップは使ったことがなく、こちらはスダマの小を使いました。
ペップにも軸がワイヤーで出来ている等色々種類があり、
メーカーさんによっても違うので一概には言えませんが、軸はあまり太くないのが使いやすいかと思います。
何種類か試して使いやすいペップが見つかるといいですね。