オーニソガラム 布花の作り方

アートフラワー

4月~6月頃、花穂に美しい白色の花をたくさん咲かせるオーニソガラム。
1本の茎に10個以上の小さいつぼみが付き順々に総状花序に咲いていきます。


花持ちが良く、花の色が真っ白なことからブライダルなどにも人気のある花です。
英名は6片の星のような花姿が星のように見ることから、キリストの誕生を知らせた星に例え、「Star of Bethlehem」(ベツレヘムの星)と呼ばれています。

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オーニソガラムの花言葉

花言葉は、「純粋」、「無垢」、「才能」、「純白」、「清らかさ」。
凛とした花の姿から、ウエディングのシーンを想像させる素敵な花言葉がたくさんついています。
オーニソガラムも花穂にたくさん花をつけるパイナップルリリーと同じユリ科の花で、深雪アートフラワーのユリコースの花です。

パイナップルリリーの作り方はこちらです。

オーニソガラムの作り方

オーニソガラムの花弁は既成のカットがあるので、つぼみと苞を型紙からカットします。
茎布は新サテンのバイヤス、花柄用は薄絹の縦地テープを用意します。
花芯は、ミンクペップと糸バラペップを用意します。

染め方

さわやかな白い花なので花弁とつぼみは、若草色が濃くなりすぎずないように花弁の中心から各弁の先にぼかし染めます。
花弁は乾いたら半分の枚数に花弁の中央に細筆で筋を書き入れます。
固いつぼみはグリーンを濃くし赤紫を一部に重ねます。
苞と茎布、花柄も若草に染めます。
ミンクペップは若草、糸バラペップはイエローに染めます。

コテあて

花弁は表から二筋ゴテを各弁に2本縦にあて、中心を軽く押し、花びらの先がスッと立つようにコテをあてます。
つぼみは裏から二筋ゴテで各弁がすぼむようにコテをあてます。
固いつぼみ、苞も二筋ゴテをあてておきます。

組み方

ミンクペップを半分に切りその周りをバラペップで囲み花芯を作ります。
ワイヤーを足して花柄用の薄絹を3ミリ幅に切りミンクペップの下から3センチほど縦巻きにします。


花弁は2枚で一輪の花になります。(筋を書き入れた花弁が上になります。)
花弁にY字に切り込みをいれ、花芯に通し各弁が交互になるように基部の部分を接着します。
つぼみは綿をワイヤーに細長く巻き、つぼみ布の中心に目打ちで穴をあけ綿を通し三方から被せてつぼみを作ります。

固いつぼみの作り方

固いつぼみ布を1枚残して中心から1弁と2弁に切り分けておきます。
ワイヤーの先に綿を円錐形に巻きます。
切り分けた固いつぼみ布は数枚残し、綿芯の周りにうろこ状に貼り、最後はカットしてない固いつぼみ布で綿芯を覆います。

仕上げ

固いつぼみのすぐ下から、つぼみを密に添えながら茎布で巻き下ろします。
ワイヤーを添えチューブに茎布を縦巻きにした花茎に差し込みボンドで接着します。
残していた固いつぼみの弁をつぼみの下に貼ります。


つぼみの下に少しずつ下げて花を輪生に差し込みます。
上の花は密になるように花柄を短めにし、下の花は花柄を長めにして、花穂は先端から12~13センチにまとめます。
小さい苞は所々に花の間に貼り、大きい苞は茎の上部に向かい合わせに貼ります。茎にやわらかく、くせをつけます。

初夏に咲くさわやかな花が出来上がりました。

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