布花 ススキの作り方

アートフラワー

ススキといえば、中秋の名月(十五夜)の飾りをイメージするように、
秋を代表する植物のひとつです。
古くから中秋の名月に秋の収穫の感謝を込めて、芋や豆などの収穫物とともにススキをお供えする風習がありました。(ススキはまだ穂が実らない稲穂の代わりとしてお供えされたようです。)
またススキには魔除けの効果があるとされ、霊や災いなどから収穫物を守り、五穀豊穣を願い供えられてきたそうです。

中秋とは旧暦の8月15日で、新暦では9月の中旬から10月の上旬になります。
空気も澄んでお月様がきれいに見えるこの時期、中秋の名月に願いを込めお月見団子と共にススキをお供えしてみてはいかがでしょうか。

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ススキの花言葉

ススキの花言葉は「活力」、「生命力」です。
ススキの暑さにも寒さにも強い生命力にちなんでいると言われています。

布花 ススキの作り方

染め方

穂の部分はウスギヌを使い適当な大きさにカットし薄茶色に染めます。
ぼかして濃淡を付けたり一部にグリーンを重ねたりして穂に色の変化をつけます。
葉と茎布はグリーンで染めアクセントの茶色を薄く重ねます。

穂の作り方

染めた布地の縦糸を1㎝程度抜き、下2~3㎜残してカットし、それを8~9枚ほど用意します。

ワイヤーの先に接着剤をつけ回しながら、穂布を巻き下ろします。
数本まとめ間隔をあけ、また数本加えながら巻き下ろしていきます。

仕上げ

葉は中心にワイヤーを貼り、薄緑に染めたウスギヌで裏貼りをし、表から中心のワイヤーに沿って爪で筋をつけます。
穂の基部に葉を巻き付け出来上がりです。

同じく秋の花、布花のキキョウと合わせてみました。

ススキは縦糸を抜くという地味な作業が続きますが、コテも使わないので初心者の方にお勧めの布花です。

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