パンジーは色とりどりの可憐な花で春先の庭を彩る人気の花です。
ところで、パンジーに似た花にビオラがあります。
学術的にはパンジーもビオラも同じ花で、大きい花がパンジーと呼ばれ小ぶりの花がビオラという認識でした。
近年、園芸品種が進みパンジーとビオラは明確に区別できなくなっていて、大きく豪華なのがパンジーで小ぶりで可愛らしいのがビオラと、曖昧な分け方になっているようです。

パンジーの花言葉
パンジー全般の花言葉は「もの思い」、「私を思って」です。
花の咲き方が前に傾き考え事をしているかのように見えることに由来します。
またパンジーも花色によって花言葉が違います。
黄色のパンジーの花言葉は「つつましい幸せ」、「田舎の喜び」。
白のパンジーの花言葉は「温順」。
紫のパンジーの花言葉は「思慮深い」。
オレンジ色のパンジーの花言葉は「天真爛漫」です。

パンジーの作り方
では、早速パンジーの布花を作っていきます。今回はパンジーのコサージュを作りたいと思います。
パンジーは既成のカットがありますが、少し小さめに作りたいので型紙を縮小して既成のカットよりも小ぶりのパンジーにします。花弁の形は3枚花弁と2枚花弁の二種類を用意し、それぞれ表布はポプリン、裏布はベンシルクを使います。茎布と葉、がくは新サテンを使用します。
パンジーは色々な色があるので自由に染めて着色を楽しみます。
裏布にワイヤーを貼り、表布に裏貼りをします。
ボンドは中心のみ付け、ヘリはひらひらさせるようにします。

コテあて
花弁は弁ゴテであて返しをしてウエーブをつけます。
3枚花弁の中央をくぼませておきます。
葉は筋ゴテで葉脈をつけます。
がくは弁ゴテで反るようにコテあてをします。
組み方
切り込みを入れたビロードをワイヤーに一巻きし花芯を作ります。
(花芯のワイヤーは花茎も兼ねるので長めにしておきます。)
3枚花弁の中心に目打ちで穴をあけ花芯を通し、中心部にボンドをつけて芯を囲むように付けます。
3枚花弁の下から2枚花弁をはさみ、上部を半分ほど重ねて接着します。

新サテンの茎布をビニールチューブに縦巻きにした茎を花茎用のワイヤーに通しボンドで留めておきます。
がくの裏中央にボンドをつけ長い方を花側に被せて茎をはさみ、寄せて貼ります。
花首を柔らかく前に曲げ表情をつけます。

仕上げ
花3輪をまとめ3枚の葉でかこみ後ろにブローチピンをつけコサージュに仕上げます。
お庭のパンジーを摘んできたようなコサージュになりました。
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