紙垂とは「しで」と読み、「四出」、「垂」とも書きます。
神棚や神社のしめ縄に飾られている白い紙のことです。

紙垂には「神聖」、「清浄」という意味があり、しめ縄に付けることで神聖な場所であることを表します。紙垂の作り方は何通りかありますが、お正月のお飾り用にアレンジして作りました。
紙垂の形の由来
ちなみにですが、紙垂はなぜジグザクの形をしているのでしょうか?
調べてみると、紙垂は雷光や稲妻をイメージして作られたものであり、神域にやってくる邪悪なものを追い払うという意味合いがあるそうです。
大掃除で清めた家に紙垂を飾り、邪悪なものを追い払う。お正月にぴったりの飾りですね。
紙垂の作り方
では作っていきます。
本来の紙垂は白い紙で作りますが、千代紙や折り紙を使ってお正月のお飾りとして、華やかでおしゃれな紙垂を作りたいと思います。
長方形に切った画用紙を2枚と飾り用に千代紙や金色の折り紙を用意します。

画用紙のサイズはお好みで大丈夫ですが、今回使用するしめ縄に合わせて14×8㎝にしました。
写真のように左右対称に切込みを入れます。
切込みを入れる幅は等間隔でもいいと思いますが、バランスよく大きさを変えています。
サイズを参考にしてください。


赤い線が切込み部分で、実線の部分を山折りにして点線部分を谷折りにします。
山折り、谷折りの表現だとわかりにくいので、裏返して上から順番に折っていきます。


外側へ、外側へ、外側へと3回折ると出来上がりです。



★印の面に大きさを合わせてカットした千代紙を貼っていきます。
千代紙が足りなかったので一部金色の折り紙を使用しました。
これでお正月の飾り用の紙垂の完成です。飾るときに上の部分クロスに合わせて接着してくださいね。


折り部分を戻すと、画用紙の表と裏はこうなっています。


しめ縄の大きさは約18㎝です。
お花と一緒に飾るだけでも紙垂があると、おめでたい雰囲気が出ますね。


手作りの紙垂を使った「布花のツバキで作るお正月のお飾り」はこちらです。
家にある材料で簡単に作れますので、お正月のお飾り用に作ってみてください。
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