節分といえば豆まきや、最近はその年の恵方を向いて食べる恵方巻を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
節分には書いて字のごとく「季節を分ける」という意味があります。
昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が行われるようになりました。

今回、布花で作る邪気払いのひとつである柊(ヒイラギ)と赤い実が目を惹くセンリョウで節分に飾るアレンジを作りたいと思います。
柊は鬼も嫌うといわれているトゲトゲの葉が特徴です。
やや濃いグリーンで染め、紫で葉の淵を染めました。
ヒイラギの実は綿で形を作り、紫に染めた布地で包み作ります。
葉は筋ゴテで葉脈をつけ、実を数粒まとめた後、数枚組んでいき一枝にまとめます。
センリョウの赤い実は素ボールを赤く染めた布地で包み作りました。
葉はビニールレザーをカットし葉脈をつけ実をまとめた後にバランスよく輪生に組んでいきます。
花は緑に映える白いワイルドオーキッドを合わせました。
サテンにオーガンジーを重ね、基部に少量の接着剤をつけ2枚一緒にコテをあてます。
ペップをまとめた花芯に2組の花びらが互い違いになるように組みます。
サテンにオーガンジーを重ねているので華やかです。
節分のお飾りは、お正月の行事が一段落した小正月(1月15日)を過ぎた頃に飾る地域が多いそうです。

柊と一緒に飾るアイテムは升に入れた豆や、鬼やお多福のモチーフ等、ご家庭に合ったお飾りで、節分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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