スカシユリ thunberg lily
初夏に黄色からオレンジ色の明るい花を咲かせるスカシユリ。
花弁を広げて上向きに咲き、花弁の内側に斑点があるのが特徴です。
その名前は、花弁の下半分が細く外からの花の中が透けて見える事から
スカシユリと名づけられたようです。

スカシユリは、ピンク色からオレンジ色までカラフルな色の種類がありますが、
ユリコースでは一般的なオレンジ色で赤褐色の斑点のあるものを作ります。
生地は新サテン、裏貼り用の布はオーガンジーを使いました。
葉はビニールレザーです。
花弁に何色もの色があるので染色は難しかったですが、少し渋めのいい色になりました。

ちなみに先にレモンイエローをしき、レッドと黄色を部分的に染め
全体にマロンで渋みをだします。
花弁に生乾きの時にマロンで斑点をつけます。
花芯の作り方はテッポウユリと白百合と同じです。

ユリも今回で4種類目ですが、毎回つぼみには苦戦しています(;^ω^)
今回は何となくですが、つかんできたコツをおさらいしながら作り方を紹介していきます。
つぼみは弁ゴテで船の形になるようにコテあてをします。

ワイヤーに綿をウキの形になるように巻いていきます。

綿を巻いたワイヤーにつぼみの上下をボンドで接着します。

つぼみの3弁を綿の部分が内側になるように合わせ
上部の3本のワイヤーをまとめて、つぼみの中に折り込みます。

隣り合っている3弁のつぼみの端にボンドをつけ、形を整えながら接着します。

つぼみの接着面にシワや歪みがないようにつぼみの上部を軽く引っ張りながら
3弁を合わせていくのがコツです。

その時ギュッと握ってしまうと形が崩れてしまうので、
お寿司を握る感覚で、お寿司は握ったことはないですが(;^ω^)
指の感覚を大事にしながら形を整えていきます。

花は、大花弁を花芯の周りに三方へ、その間に花弁小を貼ります。

花とつぼみを合わせ葉を添えながら仕上げていきます。

コメント
おはようございます
はじめまして 江口と申します。
いつも 拝見しています。
私もアートフラワーを作っています。カラーが作ってみたいのですが深雪スタジオでもカラーのレッスンがなく 本もありません。
カラーの作り方を 見せて頂きましたが 教えて頂く事は出来ますでしょうか?
お返事頂ければ幸いです。
江口様
お問い合わせありがとうございます。
ブログに布花の作り方を載せていましたが、お教えすることは初めてになるので、
少し戸惑っていますが、ゆくゆくは何かの形でレッスンができればいいなと、思っていたのでご依頼をとても嬉しく思います。
詳しいやり取りはブログのお問い合わせより、メールアドレスの交換をさせて頂き、メールやLINE等で出来ればと思っています。
お手数ですが、再度お問い合わせよりご江口様の連絡先のアドレスをお教えください。
よろしくお願いいたします。