藤の花 布花の作り方

アートフラワー

藤の花 

藤は晩春を代表する花で、GWの頃に藤棚から流れ落ちるように咲く姿は本当に美しいです。
最近はライトアップする藤の名所も多く、暗闇にライトアップされ、あやしいまでに美しい姿に魅了される人も多いのではないでしょうか。

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藤の花言葉

藤の全般的な花言葉は「優しさ」、「歓迎」、「決して離れない」、「恋に酔う」、「忠実な」です。
藤の花は枝から垂れ下がりながら咲く姿が、「振り袖」のように見えることから、藤は女性の象徴とされていました。
花言葉はその咲き姿が、頭を下げ美しい姿でお客様をもてなそう、という気持ちを連想させるところからきています。

白色の藤の花言葉

「可憐」、「歓迎」、「恋に酔う」という花言葉があります。
白藤は古い時代から、歌にも詠まれた優雅な花です。

紫色の藤の花言葉

「君の愛に酔う」という花言葉があります。
花が連ねて咲く様子から、愛が深まっていく様子を表しています。

藤の花の作り方

今回も型紙からカットします。
花弁、つぼみは薄絹です。
花弁は大きさ順にA~Dまでのサイズを各大、中、小(花弁Dは大、小)をそれぞれ作りたい花数の分をカットします。今回は各8枚ずつカットしました。
つぼみは大(E)、小(F)も作りたい枚数分カットします。今回は各10枚ずつカットしました。
葉はレザーを使用し、大中小で9枚葉一組、7枚葉二組分用意します。
茎布は木綿の縦地テープを用意します。

染め方

花Aは大中小各1枚ずつで一つの花になります。
大中小の各花弁の基部を揃えて重ね、基部に若草を刷いてぼかし、花のへりに藤色を刷いてぼかします。
同様にB~Dまでの花を徐々に心持ち濃くしながら着色していきます。
つぼみは花より気持ち濃く藤色を全体に着色します。

花柄用にワイヤーの#30白を若草色に着色します。
がくと、花房をまとめ用に白の紙テープをごく薄い若草色に染色しておきます。
葉はグリーンで染め、ところどころに藤色でアクセントをつけておきます。
茎布はグリーの上にマロンを重ね染めます。

コテあて

各花弁の小は弁ゴテで中央にふくらみをだすようにコテあてします。
各花弁の中は表の両へりから内に入るようにコテをあてます。
花弁Aの大花弁は裏から両へりをそるようにコテあてをし、開いた花にします。
Bの大花弁は、開いた花や開きかけの花になるように表からコテあてをし、花弁のへりが内に入るようにしたり、裏からコテあてをして外に反るようにし、花に変化をつけます。
C、Dの大花弁は表から両へりにコテあてをして、内に入るようにし、開く前の花にします。
葉は一筋ゴテで葉脈をいれます。

花の作り方

花柄用のワイヤーの先に小さく綿を巻き、ボンドをまわりに着けた花弁小で綿を挟み、花芯を作ります。
花弁の中、大をそれぞれ基部にボンドをつけ花芯の後ろにはさむようにして付けます。
がくは若草色に染めた紙テープを小さな三角に切りこれを花の基部に貼ります。
同じようにA~Dまでの花を作ります。
その時A花弁はやや後ろに反るように接着し、B~Dにいくにつれ前倒しになるように接着します。
つぼみは花芯と同じ方法で作ります。

組み方

花房はつぼみの小を2本に高低をつけて、若草色に染めた紙テープで巻き始め次々と輪生に巻き込んでいき、小のつぼみ、大のつぼみと続けて巻いていきます。
ワイヤーで補強しながらDの花から順にAの花へと続けて巻いていきます。
Dの花は花柄を短めにしてやや密に巻いていきますが、徐々に花柄を長くし花の間隔も少しずつ空けて巻いていき花房の長さを全長30㎝ほどにまとめます。


大の葉1枚を上にして大4枚、中2枚、小2枚で9枚葉を1組、同じように大1枚を上にし、大2枚、中2枚、小2枚の7枚葉を2組んでおきます。
ワイヤーに若草に染めた紙テープを巻いた長めのつると、木綿の茎布を巻いた短く太めの小枝を作っておきます。

仕上げ

小枝、つる、7枚葉を茎布でまとめ少し巻き下ろし、花房と7枚葉を巻きこみます。
さらに3センチほど巻き下ろしたら、9枚葉を付け加えワイヤーで補強しながら茎を巻き下ろしていきます。

藤色の蝶の様な形をした藤の花。
花房からは甘い香りがしてきそうです。

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